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新着情報  > バックナンバー > 2012年 2月14日
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癒しの奇蹟 -------人のために祈る ------
A Miracle of the healing --- An Invitation to Christian Faith

一人の重い皮膚病を患っている人がいました。

重い皮膚病と判定された人たちは、衣服を裂き、髪をほどき、口髭を覆います。人に近づくことが許されず、自分の方から「わたしは汚れたた者です。汚れたものです」と遠くから呼ばわらなければなりません。また、症状のある限りその人は、一般の居住区域に住むことが許されませんでした。

彼は、遠くからイエスのところに来て、跪き「御心ならば、私を清くすることがお出来になります」と言いました。

彼は、きっと、自分でも自分が嫌になり、生きる意欲を失っていたことでしょう。

重い皮膚病のみならず、病気や失業は、長引くと社会から隔てられ、見捨てられることが多くなります。まして、重い皮膚病なら一層です。何故なら、重い皮膚病は人類の歴史上最も嫌われた病気でしたから。その人の罪や責任でもないのに・・・。

このことは只2000年前のことではなく、今の日本にも重ねられることです。永久的な隔離政策が日本でやっと法律上終わったのは、なんと1996年になってのことでした。そして、今、この社会には、病気や失業で希望と意欲を失い、自殺する人々が、私たちの身の回りに、沢山おられます。老人の間にも、熟年の人や若い人たちの間にも・・。自殺者が年間3万人近辺を数えるのは、ここ14年間、ずーっとです。心が痛みます。

主イエスは、彼の願いを聞き、その信仰のゆえに、癒されました。

福音記者マルコは言います。

イエスは深く憐れんで、手を差し伸べてその人に触れ、「よろしい。清くなれ」と言われると、たちまち重い病気は去り、その人は清くなった。

主は、わざわざ手を伸ばして彼の汚れた肌に触れ、お話しになったことが分かります。主はそのようなお方でした。

また、「よろしい」という言葉は、「私はそのようにしよう」という神御自身の強い意志を表わす言葉でした。それは神からの御褒美でした。

神は、自然法則を創造し、それを支配しておられるお方であります。

しかし超自然の方であり、決して、自然法則に支配されているお方ではありません。また、自然法則は意思を持ちませんが、神は意思を持つお方であります。

主イエスは、宣教の公生涯をお始めになった時、言われました。

「時は満ち、神の国は近づいた。(あなたがたは)悔い改めて福音を信じなさい。」

(マルコ伝1:15)

福音とは、主イエスを神の子・救い主として信じることであり、十字架を通して主イエスのうち中に成就した永遠の命を信じることです。それは、イエスの体に接いで頂けることであり、イエスの命の中に入れられること、イエス御自身と一体とされることであります。

このイエスの呼びかけに、私たちが応えて行く時、神は応えてくださいます。

それゆえ洗礼を受けた者は、御子イエスキリストによる罪の贖いと復活の命の中に今、身を置き、そして、この地上の生涯を、男も女も雄々しくたくましく生き続けなければならないのであります。

たくましく生きるという事は、自分のためだけでなく、しばしば、他人のために祈り、生きるという事でもあります。

また、他人のために祈るということは、その人を単に心の中に思い浮かべて祈ることではなく、その人自身が切に神に願い祈るとき、自分の心がその人の横にいて、自分もその時、共に神に祈らせて頂く、という事であります。

そのように生きることが、神の国が地上に現れることであり、わたしたち一人一人が、すでに神の国の伝道者とされている、ということなのであります。

神は、必ず、私たち人間の願いに応えてくださるお方であることを、私たちは先ず信じようではありませんか。

そして、人は誰でも、独りで死ななければなりません。私たちも、自らの死に至る時、主なる神に自分の魂をしっかり委ね、神から「ああ、わが愛する子、我のもとに来たりて休めよ」とのみ言葉を聞く時まで、この重い皮膚病を患っていた人のように、救い主キリストに依り頼み、キリストにある救いを、今も、臨終のときも願い求め続けたいと思うのであります。

神は必ずこた応えてくださる方であります。
目に見えるこたえ応答をもって。
ある時はまた、私たちの思いを超えた 遥か別のこたえ応答をもって。    アーメン

補佐主教 ラファエル梶原史朗


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