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ある神父さまのこと
A Jesuit Father


その神父さまは81・2歳、スペインの人です。最近腰の手術を受けられ、「これから苦しい1?3か月のリハビリをしなければなりません」、と言われました。

この8月、およそ3か月の休暇を与えられてスペインに帰られる前に、病院に今回の手術を予約されました。実は神父さまは帰国前に、「おそらくこれが私の最後の帰国でしょう」と言っておられました。こうして、御きようだいたちとも再会され楽しい日々を過ごされたということです。

妹さんがシスターなのでローマに皆さんで集まられたということです。弟さんは外科医なので立って手術などしなければならず、やはり腰に負担がかかり同じところを以前手術されたそうです。妹さんも同じところを手術されています。

そしてご自身は、今回、同じような手術をされました。

神父様はいつもの様に目を輝かせながら、「この病院は素晴らしい。手術は1時間半で終わった。これからリハビリ。ここは毎日ごミサを受けられる。リハビリには妹は3か月もかかった。わたしはもっと早い。でも来年1月もここにいるでしょう。」と言われました。

しかしわたしが深く感銘を受けたことは、お話しし始められた当初、ご自分の腰に手を当てながら「これは、わたしの母からのプレゼントです。妹も、弟もみんな同じところを手術しました。遺伝です・・・・。」とあっけらかんと言われたことでした。

そのお顔が、何と明るく、愛に満ちた表情だったことでしょう。

神を信じ、神のお心といつも一つになっている人でなければ、こうは言えないのではないでしょうか。

また、何とその御母上、御父上、ご家族は、主のお心に満たされた方々、ご家庭だったことでしょう。

わたしは今もずっと、そのことを噛み締めております。

帰り際に握手しながら、「 ここの4階に小さなお御堂があるよ。とってもビユーティフルなお御堂。」と教えられたので、ナース・ステーションの前のエレベーターで昇り、そこでしばらく、今日の訪問を振り返ることが出来ました。感謝。  (2017・12・27)




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